2013年09月10日
シマ包丁
沖縄(南島)型の包丁
刃物の種類が少ない沖縄の伝統的な包丁は、お年寄りが大和包丁と区別して「シマホウチャー」と呼んでいる。
日常的に野菜切、肉切、家畜や魚のサバキ等に一本の刃物で使いこなす。ときには山刀として焚き木の切り出しにも使われる。いわば万能刃物である。現在は、石垣、今帰仁、カニマン鍛冶工房で製作販売され、ヤギや牛の解体、大きな魚のサバキで使われています。
製作過程
①材料の選別
比較的さびに強く、衝撃に強く、切れ味が持続する剛にSKS材(工具剛:タガネ・ポンチ・切断機刃等の材料)を選択、巾35mm×長さ180mm×厚さ4,5mmの剛板を材料とする。
②鍛造
山原産の木炭を燃やし素材の剛材を800度から1000.度程度で赤く焼き、手持ちハンマーと機械ハンマーを用いて叩き延し沖縄(南島)型の包丁に整形する。鍛造時に木炭と炭素材の燃料(拓南商事開発)を燃やし剛から放出した炭素を補足する。
③整形
グラインダーを用いて鍛造で生じた凸凹を削りだし形を整える。
④再びグラインダーで刃を削りだす。その後、焼入れのための泥塗り
⑤焼入れ
焼き入れ温度まで鉄を赤く焼き水に入れ急冷する。・・・・鉄はうねりをあげ硬くなる。
⑥焼き戻し
コチコチに硬くなった鉄を刃物にするために、再び焼き、粘りと硬さを調整して切れ味を良くし刃欠けしにくい刃物にする。
⑦刃の研ぎ出し
機械砥石と手砥ぎにより刃を研ぎ出す。・・・結構時間がかかる。
⑧柄作り
刃物にあった柄の型を決め、手になじむように削りだす。そのご、塗装を施し完成を見る。
剛材(SKS材)剛材屋から鉄板を取り寄せ板材に切断して使用
シマ包丁に整形し、泥を塗り焼きむだと鉄肌の荒れを防ぐ
焼入れ後のシマ包丁、一部刃を研ぐ、水による焼入れ後は、コバルトブルーの鉄肌に変色OK
柄の材料アリク材約14cm、手になじむように削りだして装着すれば完成
宜野座村カニマン鍛冶工房作
八重山池村鍛冶屋作
今帰仁村友寄鉄工所作
刃物の種類が少ない沖縄の伝統的な包丁は、お年寄りが大和包丁と区別して「シマホウチャー」と呼んでいる。
日常的に野菜切、肉切、家畜や魚のサバキ等に一本の刃物で使いこなす。ときには山刀として焚き木の切り出しにも使われる。いわば万能刃物である。現在は、石垣、今帰仁、カニマン鍛冶工房で製作販売され、ヤギや牛の解体、大きな魚のサバキで使われています。
製作過程
①材料の選別
比較的さびに強く、衝撃に強く、切れ味が持続する剛にSKS材(工具剛:タガネ・ポンチ・切断機刃等の材料)を選択、巾35mm×長さ180mm×厚さ4,5mmの剛板を材料とする。
②鍛造
山原産の木炭を燃やし素材の剛材を800度から1000.度程度で赤く焼き、手持ちハンマーと機械ハンマーを用いて叩き延し沖縄(南島)型の包丁に整形する。鍛造時に木炭と炭素材の燃料(拓南商事開発)を燃やし剛から放出した炭素を補足する。
③整形
グラインダーを用いて鍛造で生じた凸凹を削りだし形を整える。
④再びグラインダーで刃を削りだす。その後、焼入れのための泥塗り
⑤焼入れ
焼き入れ温度まで鉄を赤く焼き水に入れ急冷する。・・・・鉄はうねりをあげ硬くなる。
⑥焼き戻し
コチコチに硬くなった鉄を刃物にするために、再び焼き、粘りと硬さを調整して切れ味を良くし刃欠けしにくい刃物にする。
⑦刃の研ぎ出し
機械砥石と手砥ぎにより刃を研ぎ出す。・・・結構時間がかかる。
⑧柄作り
刃物にあった柄の型を決め、手になじむように削りだす。そのご、塗装を施し完成を見る。
剛材(SKS材)剛材屋から鉄板を取り寄せ板材に切断して使用
シマ包丁に整形し、泥を塗り焼きむだと鉄肌の荒れを防ぐ
焼入れ後のシマ包丁、一部刃を研ぐ、水による焼入れ後は、コバルトブルーの鉄肌に変色OK
柄の材料アリク材約14cm、手になじむように削りだして装着すれば完成
宜野座村カニマン鍛冶工房作
八重山池村鍛冶屋作
今帰仁村友寄鉄工所作
Posted by カニマン at 20:10│Comments(0)
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