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2017年06月17日

福岡「大庭鍛冶工場」探訪

勉学のため福岡市「大庭鍛冶工場」の大庭利男さんの工房を見学させて頂いた。博多包丁の製作で広く知られている。
写真1:街の真ん中に工房があり、三代続く、時代により農具、大型耕具等、刃物と作るものが変わってきた。
福岡「大庭鍛冶工場」探訪


写真2:ベルトハンマーは大庭さんが20代の頃より60年ちかく使い続けているタフな機械。
福岡「大庭鍛冶工場」探訪


写真3:火炉は陶芸窯の様に熱を閉じ込める形で燃料にコークスが利用されていた。
福岡「大庭鍛冶工場」探訪


写真4:荒打ちされた博多包丁、初代の頃は「いなさ包丁」と呼ばれていた。原型は長崎県にあるらしい。用途は三徳包丁で薄型、野菜、肉、小魚のサバキに良い。軟鉄を割り込み刃がね材(日立製鉄所黄色紙2号)を割り込みで鍛造されている。切れ味抜群と思われた。
福岡「大庭鍛冶工場」探訪


写真5:工房前に置かれた見本展示ケース・・・展示方法が目を引く
福岡「大庭鍛冶工場」探訪


写真6:「大庭鍛冶工場」の大庭利男さんは、福岡を代表する鍛冶職人で雑誌、テレビでも紹介されている。詳しくは、かたりべ文庫職人の手仕事『博多包丁大庭利男』また『ニッポン鍛冶屋カタログ』かくまつとむ著に詳しく書かれている。
福岡「大庭鍛冶工場」探訪


※ 大場さんは、鍛冶屋は儲かる仕事ではないが好きで続けていると生き生きとした表情で話されていた。お会いしてよかった。



Posted by カニマン at 07:13│Comments(0)
 
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