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2018年04月01日

カニマン刃物とご対面

ペテーナイフ 鋼:ステン刃物鋼(V金10号) 柄:山原のカシ木ウレタン塗布 口金:銅製
カニマン刃物とご対面


ニコニコ数年前に製作したやや大きめのペテーナイフが毎日使われている台所で3年ぶりに対面した。製作時からその後の刃物の使用状況による変化を知る事は、刃物作りに欠かせない。ペテーナイフの状況は以下の通りでした。
①毎日水場の台所で使われているので柄は水分を吸ってウレタン塗料は部分的に剥がれていた。
②多く使用される先端部の刃部の磨り減りがあった。
③ステンは錆に強く刃部では錆びていないが、茎子では柄が吸った水分で錆が見られた。
④長い間、刃が砥がれていないので刃先が摩耗していたので、切れ味が落ちていた。
ニコニコ刃物の管理
①刃物は、使用後は出来るだけ刃先を下にして乾燥させる。柄を下向きにすると水分が柄に浸透して茎子の錆を早める。また、柄の腐敗の進行も早める。
②切れ味を持続させ気持ちよく使うには、少なくとも1ヵ月から3ヶ月に一度は、砥ぐ必要がある。砥石は、人工砥石で中粗め800番から1000番程度で研ぐと良いと思います。砥ぐのはそんなに難しくありません。
③刃物鋼は鉄製、ステンレス製が主に使われているが、カニマン鍛冶工房では、注文に応じてステン鋼で作りますが、主に鉄製の刃物づくりが主流です。鉄製刃物の管理も同じです。毎日使われている鉄製刃物の刃部の錆は気にする必要がありません。



Posted by カニマン at 11:54│Comments(1)
この記事へのコメント
砥石買って手入れ頑張ります。
Posted by ひさこ at 2018年04月09日 23:18
 
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