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2017年07月22日
工作用ナイフ 2
事例2:定型化しているナイフ
「切り出しナイフ」と名前がつき型が決まり金物屋で販売され広く普及しているナイフ。古くからあり色々な場で作業に使われている。削り出し刃物は、片刃造りが多い。
写真1:片刃切り出しナイフ表 木柄のないナイフに柄を差し込んで使用する。(鋼ヤスキ鋼、市販品 長さ230ミリ・刃渡り90mm・刃巾22m
写真2:片刃切り出しナイフ裏 裏面は、研ぎやすさと切れ味を増すためにくぼめられて鋭い刃が付く。切り先で細かい工作が出来るが先端が折れやすい。
写真3:片刃切り出しナイフ表(鋼ステン刃物鋼V金10号・長さ240mm・刃渡り92mm・刃巾22mm)刃部の形は「ひごのかみ」に近く先端の造りが斜め上から切り出して作る。使いやすい便利な刃物で戦前から有り、西洋ナイフにも多く見られる型である。
写真4:片刃切り出しナイフ表 柄から先端に向かい巾が狭まり先端が尖る小振りのナイフ。(鋼バイト鋼打ち直し・長さ240mm・刃渡り92mm・刃巾22mm)
Posted by カニマン at 07:05│Comments(0)