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2016年05月02日

刃物の柄の下拵え

沖縄本島新緑が吹く出す前12月に刃物の柄材アリクを切り出し。柄材は、主に「アリク」を使い、水に強い「琉球マツ」「ヤナブー」を使う。また、硬い「沖縄カシ」も使う。切り出された未乾燥の材は、水に浸し虫除けと乾燥を促し硬い材となる。木材を水に浸すのは、昔からの原木保存と活用方法である。

写真:柄を装着したカニマン刃物(柄は、着色とウレタンを塗布)
刃物の柄の下拵え


写真:玉切りしたアリク材
刃物の柄の下拵え


写真:水に浸けられたアリク材
刃物の柄の下拵え


写真:水に3ヶ月水に浸されたアリク材
刃物の柄の下拵え


写真:浸された柄材を荒削りし乾燥させる
刃物の柄の下拵え


写真:乾燥後、柄材として用いる
刃物の柄の下拵え






Posted by カニマン at 15:59│Comments(3)
この記事へのコメント
こんにちわ、いつも楽しく拝見させて頂いています。
さて、以前手頃な樫の枝を柄に使おうと取って置いたら中心から割れて使えませんでした。水の中に1週間ほど漬けてあったのですが。やはり割れを防ぐ為には3ヶ月ほど漬けなければならないのでしょうか?
Posted by 青虫 at 2016年05月07日 23:02
青虫さんへのお返事
 住まいは何処でしょうか?、日本本土と沖縄とは季節も木の種類も異なるので一概には言えません。枝木は割れる木と割れない木が有ります。大方、固くしまった木が割れるのが多いと思います(モクマオ・イスの木・ミサオ・サクラ・シャリンバイ等々)。カシの木は、大木から角材を取り出したのを使っています。水に浸けると乾燥が促進されさらに割れやすくなります。割れる木は、あえて生木の時に刃物の柄を差し込むところをわいて乾燥させています。
Posted by カニマンカニマン at 2016年05月08日 07:07
お返事ありがとうございます!居住地は四国ですが、樫以外で割れに食い材を探してみたいと思います。今流行、かどうかはわかりませんが、樹皮を一部そのまま残した感じの柄が付けれればと思っています。
Posted by 青虫 at 2016年05月09日 06:24
 
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