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2015年06月01日
ベアリングで刃物づくり
ベアリング(回転軸受)に用いる剛は優れた刃物剛である。部材が小さく、板バネのような大きな材料が手に入りにくいので小さな小型ナイフを製作する。その切れ味は安来剛(青・白・黄紙)に迫る。
ベアリングを切断しリングを焼きなまし、刃物に打ち直す。ベアリング剛は意外と軟らかく粘りがありナイフに作りやすい。しかし、軟化した剛を硬化させる焼入れに一苦労。
ベアリングを切断しリングを焼きなまし、刃物に打ち直す。ベアリング剛は意外と軟らかく粘りがありナイフに作りやすい。しかし、軟化した剛を硬化させる焼入れに一苦労。
Posted by カニマン at 21:07│Comments(1)
この記事へのコメント
現在の機械工学における構造材料の耐久性に対する主な問題点は強度ではなく、摩擦にある。島根大学の客員教授である久保田邦親博士らが境界潤滑(機械工学における摩擦の中心的モード)の原理をついに解明。名称は炭素結晶の競合モデル/CCSCモデル「通称、ナノダイヤモンド理論」は開発合金Xの高面圧摺動特性を説明できるだけでなく、その他の境界潤滑現象にかかわる広い説明が可能な本質的理論で、更なる機械の高性能化に展望が開かれたとする識者もある。幅広い分野に応用でき今後48Vハイブリッドエンジンのコンパクト化(ピストンピンなど)の開発指針となってゆくことも期待されている。
Posted by 山陰の神話 at 2017年10月22日 16:52