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2015年04月08日
トヨタパブリカの板バネで刃物作り
トヨタパブリカUP10は、1961~1969年まで製造された大衆車。4名乗り・697ccエンジン・580キロ、板バネは4枚構成で巾5cm、厚さ5ミリと軽量であるため薄い。1枚めのバネを縦に切断しサバキナイフを作る。
貴重な車の板バネを切断し刃物に打ちかえるのはもったいないとも思うがスクラップにされる寸前の部材が刃物の形に変わり生き続けているのでパブリカファンの皆様お許し下さい。
パブリカの板バネは意外と硬く赤く焼いて敲いてもなかなか伸びない。硬い金属は焼きの入りが良く硬い刃が付くのが多い。鍛造を終えSUP剛の焼入れ温度で焼入れ、期待を膨らませ刃の研ぎ出し・・・期待通り硬く焼きが入り、枯れた竹が切れて刃こぼれなし。刃物として合格である。
日本の鍛冶屋では刃物剛として使われなくなた板バネ、東南アジアや外国では良く使われている。沖縄でも、板バネ(スプリング)剛の刃物は重宝がる風土がある。カミソリ剛とは異なるので安来剛青紙のようなするどい刃は付かないけど日常使う刃物として十分に使える。
写真:トヨタパブリカ
写真:サバキやさしみ包丁にも使える刃物に打ち直す(両刃・全長265ミリ・刃渡り190ミリ・重さ120㌘)
貴重な車の板バネを切断し刃物に打ちかえるのはもったいないとも思うがスクラップにされる寸前の部材が刃物の形に変わり生き続けているのでパブリカファンの皆様お許し下さい。
パブリカの板バネは意外と硬く赤く焼いて敲いてもなかなか伸びない。硬い金属は焼きの入りが良く硬い刃が付くのが多い。鍛造を終えSUP剛の焼入れ温度で焼入れ、期待を膨らませ刃の研ぎ出し・・・期待通り硬く焼きが入り、枯れた竹が切れて刃こぼれなし。刃物として合格である。
日本の鍛冶屋では刃物剛として使われなくなた板バネ、東南アジアや外国では良く使われている。沖縄でも、板バネ(スプリング)剛の刃物は重宝がる風土がある。カミソリ剛とは異なるので安来剛青紙のようなするどい刃は付かないけど日常使う刃物として十分に使える。
写真:トヨタパブリカ
写真:サバキやさしみ包丁にも使える刃物に打ち直す(両刃・全長265ミリ・刃渡り190ミリ・重さ120㌘)
Posted by カニマン at 09:42│Comments(2)
この記事へのコメント
始めまして、なんかと検索して来ました。
パブリカですか!亡き伯母が乗ってました、
ボンネット開けてエンジン掛けた時に空冷
二気筒がブルンブルン動いてのを従兄弟と
腹抱えて笑ったのが思いだされます。
パブリカですか!亡き伯母が乗ってました、
ボンネット開けてエンジン掛けた時に空冷
二気筒がブルンブルン動いてのを従兄弟と
腹抱えて笑ったのが思いだされます。
Posted by m at 2015年09月12日 17:56
はじめまして、パブリカ僕も思い出があります。友人の母が乗っていました。この車の板バネ刃物が作りやすいサイズです。車も魅力でしたが板バネも好きです。
Posted by カニマン at 2015年09月19日 05:33