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2015年04月04日

刃物紀行 山原で生まれたサバキ包丁

沖縄本島山原生まれのサバキ包丁
1988年頃、名護市内に鍛冶屋が「当山鉄工所」「岸本鍛冶屋」の2軒あった。ヤンバルで使われていた多くの山刀やシマ包丁を作っていた。
 写真のサバキ包丁は岸本鍛冶屋で作られた物で、当時の包丁が現存するのは少ない。柄が朽ちていたので柄を松からアリィクに差し替えたので3センチほど短くなった。刃の長さ180ミリ、刃巾25ミリ・厚2ミリの薄手の包丁である。伝統的なシマ包丁をベースにし、先端の切り口が大きく取られているのが特徴である。剛は、安来鋼(?)が使われ鋭利な刃がついている。主に山羊を捌くのに使われたサバキ専用に特化した包丁。

刃物紀行 山原で生まれたサバキ包丁






Posted by カニマン at 07:04│Comments(2)
この記事へのコメント
お久しぶりです。
名護東江の「当山鉄工所」は、息子に同期生がいます。
私の亡き父が、そこで作ってもらったナタは、今でも現役で使ってます。
刃の部分に微妙にヒビが出てるのですが、
修繕とか、、出来るのでしょうか?
Posted by HEARTSHEARTS at 2015年04月10日 16:20
HEARTSさん久しぶりです。
 拝見しないとわかりませんが、たぶん柄の付け替えなら大丈夫だと思います。
Posted by カニマンカニマン at 2015年04月10日 18:16
 
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