カニマン鍛冶工房日記

松田海岸「ブルシ御嶽」
むかし、久高島に住む「若ノロ（若い神女）」が遠く離れた沖縄本島東海岸の久志に住む「久志の若按司（若君）」に思いを寄せ毎夜舟を漕ぎ出し会いに行き二人は燃える愛を確かめ合っていました。そんなある日、久高の若ノロがブルシ海岸沖合に差し掛かった際に突風が吹き舟は転覆し若ノロは溺れブルシの浜に変わり果てた姿で打ち上げられました。恋一筋に生きた哀れな神女「久高の若ノロ」・・・・・。
遺体を若ティダ（朝陽）が差し込む岩陰に葬られ、そこは何時しか「ブルシ御嶽」と呼ばれるようになりました。

祈るワンポイント
祈りに出かける前に心身を清めるためにみそぎを冷や水のシャワーで浴びましょう
衣服は下着もろもろ純白が良い
ブルシ御嶽の真向いのムタカイ（大岩）を目当てにして昇る朝日を体いっぱいに受け東方向の「ニライカナイ」を遥拝・・・
久高ノロのお墓の前に線香を捧げ貴女が祈っていることを久高の若ノロに知らせましょう
これで貴女の願いはかなうでしょう


　　ブルシ御嶽遠景


　　久高若ノロの墓が作られた岩陰


　　久高若ノロの墓


　　久志の若按司の墓（久志）


　　ブルシ御嶽からムタカイの大岩を目印にニライカナイを拝む