古鉄で刃物作り
関東地方で倉を壊す際に出た古鉄がオークションに出ていたのを見つけ購入。古鉄は倉の扉の部材4本、1本は軟鉄で刃金にはならない。2本目は炭素を多く含み刃物にいけると判断し一部を切断し片刃ナイフに打ち換える。熱いうちはすごく軟らかく冷えると硬くなる性質を持ち明らかに近代鉄とは異なる。焼き入れ830度ほどの温度で行う。冷えた頃、はやる心を抑え刃の研ぎ出し、砥石のすべりが良く硬さを実感、枯れた竹が切れる・・・刃物としてOKである。
写真:古鉄と打ち直したナイフ
写真:古鉄ナイフ 古鉄特有の数回にわたり張り合わせた鍛接痕が残されている。